北海道観光振興機構さんが主催の北海道アドベンチャートラベル サステナブル研修フィールドワーク(2日間)に参加してきました。
当日は、中島公園を利用したフィールドワークを実施する予定でいたが、あいにくの雨だったため、豊平館の中で、外でのフィールドをイメージして、Leave No Trace Japan代表理事の岡村さんを講師にLeave No Trace の7原則を学んできました。
Leave No Trace(LNT)とは
Leave No Traceとは、環境に対するインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむための環境倫理プログラムで、すべてのテクニックが、7つの原則を基にしており、誰にでもわかりやすく、楽しく実践することができるようになってます。
また世界90カ国のアウトドアレクリエーションにおける行動基準となってまして、これから日本でも普及していくのではないかと思われます。
参照URL: https://lntj.jp/outline/
LNT7原則
LNT7原則は、全ての人が環境へのインパクトを最小限にするためのわかりやすい基準を表しています。
原則1事前の計画と準備(Plan ahead and prepare)
・行き先のルールや注意することを知ろう
・悪天候や緊急時に備えよう
・ピークシーズンや混雑する時間帯を避けよう
・できるかぎり少人数のグループで活動しよう
・できる限りゴミが少なくなるようにパッキングしよう
・標識に頼らずに地図とコンパスを使おう原則2影響の少ない場所での活動(Travel and camp on durable surfaces)
・指定地、岩、砂、雪、乾いた草など頑丈な土地の上で活動しよう
・キャンプサイトは水辺から60m以上離れたところに見つけよう
・よいキャンプサイトは作るのではなく見つけよう
よく使われている場所では
・指定のトレイルやテントサイトを利用しよう
・トレイルがドロドロでも真ん中を歩こう
・キャンプサイトは植生が少ない場所にできる限り小さく設営しよう
ほとんど使われていない場所では
・人が入っていないところではキャンプサイトや歩行を分散させよう
・インパクトが始まりかけた場所は避けよう原則3ゴミの適切な処理(Dispose of waste properly)
・すべてのゴミや食べかすを持ち帰ろう
・キャンプサイトや休憩場所を離れる時にゴミを確認しよう
・トイレは水辺、テントサイト、トレイルから60m離れたところに見つけよう
・トイレは20cm程度穴を掘って行い、終わったらしっかり埋めよう
・トイレットペーパーは持ち帰ろう
・食器は水辺から60m離れたところで、必要最小限の天然洗剤で洗おう
・食べかすはこし網で取り除こう原則4見たものはそのままに(Leave what you find)
・文化的、歴史的遺跡は触れずに見るだけにしよう
・石、植物等すべての自然物は置いて帰ろう
・外来生物を運んだり、持ち込んだりするのを避けよう
・木で何かを作ったり穴を掘ったりしないようにしよう
・キャンプサイトはもと通りにしてから出発しよう原則5最小限のたき火の影響(Minimize campfire impacts)
・できる限りストーブを使うようにしよう
・たき火をするときは焚き火台やマウンドファイヤーを使おう
・たき火の大きさは必要最小限にしよう
・薪には手で折れる程度の落ちている枝だけを使おう
・すべての薪が灰になるまで燃やそう
・灰は完全に消火してからバラまこう原則6野生動物の尊重(Respect wildlife)
・野生動物は遠くから観察しよう
・野生動物にエサをあげないようにしよう
・食べ物に野生動物が近づかないようにしよう
・ペットはいつもつないでおくか、家に置いてこよう
・子育てや巣作りなどをしている野生動物には近づかないようにしよう原則7他のビジターへの配慮(Be considerate of other visitors)
・他のビジターの体験の質を保とう
・他のビジターとスペースを譲り合おう
・他のビジターとすれ違うときは登りの人を優先しよう
・キャンプや休憩はトレイルから離れて行おう
・自然を静かに楽しもう
参照URL: https://lntj.jp/outline/
今回は、7原則を学ぶために7つのチームに分けられ、7つのチームのそれぞれが1つの原則を担当し、他のメンバーへ教え合うというSPECモデルを活用したスチューデントティーチングで行われました。
これまでいろいろな研修、講習を受けてきましたが、このような研修は初めてでした。
一緒にグループになったのが、北海道の他のエリアでご活躍中の山岳ガイドの方と、ネイチャーガイドの方だったのですが、議論をしていくなかで、お互いの現場での経験もシェアできて、とても学びの多い研修となりました。

他のエリアでご活躍のガイドさんたちとも交流ができて、かなり濃厚な2日間となりました。
今後は、この研修での学びを生かして、より質の高いガイディングをしていきたいと思っております。

