北海道アドベンチャートラベル サステナブル研修に参加しました

地域連携・活動報告

北海道観光振興機構が主催する「北海道アドベンチャートラベル サステナブル研修フィールドワーク」に参加しました。

当日は中島公園でフィールドワークを実施する予定でしたが、あいにくの雨のため、豊平館の中で屋外フィールドを想定しながら研修を行いました。講師はLeave No Trace Japan代表理事の岡村さんで、アウトドアにおける環境倫理プログラム「Leave No Trace」の7原則について学びました。

Leave No Traceの考え方を学ぶ

今回の研修では、Leave No Trace Japan代表理事の岡村さんを講師に迎え、アウトドアにおける環境倫理プログラム「Leave No Trace」の7原則について学びました。

Leave No Traceとは、自然環境へのインパクトを最小限にしながらアウトドアを楽しむための考え方です。すべてのテクニックが7つの原則をもとに構成されており、誰にでも分かりやすく、実践しやすい内容になっています。

また、世界各国のアウトドアレクリエーションにおける行動基準として広がっており、今後日本でもより重要な考え方になっていくと感じました。

Leave No Trace について

環境に対するインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむための環境倫理プログラムです。

Leave No Trace Japan 公式HP

LNT7原則について

LNT7原則は、自然環境へのインパクトを最小限にするための分かりやすい基準です。

研修では、7つのチームに分かれ、それぞれが1つの原則を担当し、他の参加者へ教え合う形式で学びを深めました。

これまでさまざまな研修や講習を受けてきましたが、このようなスチューデントティーチング形式の研修は初めてで、とても印象に残る内容でした。

・行き先のルールや注意することを知ろう

・悪天候や緊急時に備えよう

・ピークシーズンや混雑する時間帯を避けよう

・できるかぎり少人数のグループで活動しよう

・できる限りゴミが少なくなるようにパッキングしよう

・標識に頼らずに地図とコンパスを使おう

・指定地、岩、砂、雪、乾いた草など頑丈な土地の上で活動しよう

・キャンプサイトは水辺から60m以上離れたところに見つけよう

・よいキャンプサイトは作るのではなく見つけよう

よく使われている場所では

・指定のトレイルやテントサイトを利用しよう

・トレイルがドロドロでも真ん中を歩こう

・キャンプサイトは植生が少ない場所にできる限り小さく設営しよう

ほとんど使われていない場所では

・人が入っていないところではキャンプサイトや歩行を分散させよう

・インパクトが始まりかけた場所は避けよう

・すべてのゴミや食べかすを持ち帰ろう

・キャンプサイトや休憩場所を離れる時にゴミを確認しよう

・トイレは水辺、テントサイト、トレイルから60m離れたところに見つけよう

・トイレは20cm程度穴を掘って行い、終わったらしっかり埋めよう

・トイレットペーパーは持ち帰ろう

・食器は水辺から60m離れたところで、必要最小限の天然洗剤で洗おう

・食べかすはこし網で取り除こう

・文化的、歴史的遺跡は触れずに見るだけにしよう

・石、植物等すべての自然物は置いて帰ろう

・外来生物を運んだり、持ち込んだりするのを避けよう

・木で何かを作ったり穴を掘ったりしないようにしよう

・キャンプサイトはもと通りにしてから出発しよう

・できる限りストーブを使うようにしよう

・たき火をするときは焚き火台やマウンドファイヤーを使おう

・たき火の大きさは必要最小限にしよう

・薪には手で折れる程度の落ちている枝だけを使おう

・すべての薪が灰になるまで燃やそう

・灰は完全に消火してからバラまこう

・野生動物は遠くから観察しよう

・野生動物にエサをあげないようにしよう

・食べ物に野生動物が近づかないようにしよう

・ペットはいつもつないでおくか、家に置いてこよう

・子育てや巣作りなどをしている野生動物には近づかないようにしよう

・他のビジターの体験の質を保とう

・他のビジターとスペースを譲り合おう

・他のビジターとすれ違うときは登りの人を優先しよう

・キャンプや休憩はトレイルから離れて行おう

・自然を静かに楽しもう

北海道各地のガイドとの交流

同じグループには、北海道の他エリアで活躍されている山岳ガイドやネイチャーガイドの方もおり、議論を通じて、お互いの現場での経験を共有することができました。

自然環境への配慮や、ガイドとしてどのように参加者へ伝えていくかなど、実際の現場に根ざした意見交換ができ、とても学びの多い時間となりました。

他地域で活躍されているガイドの皆さんとも交流することができ、非常に濃い2日間となりました。

今後のガイディングに活かしていきます

今回の研修で学んだことを活かし、今後は自然環境への配慮と体験価値の両方を大切にしながら、より質の高いガイディングにつなげていきたいと思います。