私がマレーシアで暮らしていた頃、常夏の空の下でふと目を閉じると、いつも同じ風景が浮かびました。雪に静かに包まれた北海道・小樽の冬。凛とした空気、純白の大地、そして柔らかな光が雪原に溶け込む、あの息をのむような美しさ。故郷から遠く離れた異国の地で、私はその景色をどれほど懐かしく、愛おしく思ったことか。
その想いがそのまま、この屋号「WHITETREE(ホワイトツリー)」になりました。
「白(WHITE)」とは、純潔・誠実・真理・光明を象徴する色です。すべての色を内包するがゆえに完全性と深い英知を表し、人の心に平和と喜びと明晰さをもたらします。「木(TREE)」とは、根を大地に深く張り、太い幹で今この瞬間を力強く支え、枝葉を天へと広げながら、絶え間なく再生し成長し続ける、宇宙の生命そのものです。木は美と知恵の象徴であり、人々が安心して集える場所でもあります。
純粋な光を放ちながら、天と大地をつなぎ、過去・現在・未来へと力強く育ち続ける木——それが、私の目指すホワイトツリーの姿です。
小樽という町は、私にとって単なる「仕事の場」ではありません。この街の自然、温泉、歴史、そして人々の温かさは、私の人生そのものと深く結びついています。だからこそ、私はただ「観光を売る」のではなく、小樽が持つ本物の価値を、一人ひとりのお客様の人生に届けたいと思っています。
旅には、人を変える力があります。日常の喧騒から離れ、北海道の自然の中に身を置いたとき、人は静かに自分自身と向き合い、忘れかけていた大切なものを取り戻します。そのような体験を誠実に、情熱を持って、お客様お一人おひとりにお届けすること——それが、ホワイトツリーの変わらぬ約束です。
また、私は次の世代にこの想いを繋いでいきたいと考えています。北海道・小樽を愛し、自分で価値を創造できる若いガイドたちを育てること、地域と行政と教育機関をつなぐコーディネーターとして地域の未来に貢献すること——それが今、ホワイトツリーに課せられた新たな使命だと感じています。
根を張り、幹を太くし、枝葉を天へと広げながら、ホワイトツリーはこれからも北海道、小樽と共に、そしてお客様と共に、成長し続けてまいります。
あなたの旅が、あなたの人生をより豊かに、より自由にするために——どうぞ、ホワイトツリーにお声がけください。